LPは必要?制作前に確認したい4つの判断ポイントを具体例で解説

LPは必要?制作前に確認したい4つの判断ポイント

「ホームページがあるのに、LPも必要ですか?」

「LPを作れば、問い合わせは増えますか?」

LP制作を検討するとき、このように迷う方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、LPはすべての事業者に必要なものではありません。紹介したい商品やサービス、見てもらいたい相手、LPへ人を集める方法などによって、必要性は変わります。

制作前に確認したいのは、次の4点です。

  • 何の商品・サービスを紹介するのか
  • 誰に見てもらいたいのか
  • どこからLPへ来てもらうのか
  • 見た人に何をしてほしいのか

この4点が決まっていて、既存のホームページやSNSだけでは十分に伝えにくい場合は、LPを作る意味があります。

この記事では、LPが必要か判断するための4つのポイントを、ジムやクリニックなどの例を交えて解説します。

目次

結論|LPの必要性は4つのポイントで判断する

LPは、1つの商品やサービスについて詳しく伝え、問い合わせ・予約・購入などにつなげるためのページです。

ただし、LPを公開しただけで自動的に人が集まり、問い合わせが増えるわけではありません。広告、検索、SNS、LINE、チラシなどからページを見てもらう入口も必要です。

また、同じサービスを紹介する場合でも、誰に見てもらうか、どこから来てもらうかによって、必要な説明は変わります。

たとえば、すでにジムを探している人と、SNSを見て初めて運動を意識した人では、知りたい内容が同じとは限りません。前者は料金や場所を比較したいかもしれませんが、後者には「自分にも続けられそう」と感じてもらう説明が必要な場合があります。

LPの形を先に決めるのではなく、何を、誰に、どの入口から届け、最後に何をしてほしいのかを整理することが大切です。

①何の商品・サービスを紹介するのか

最初に決めたいのは、LPで何を紹介するかです。

分かりやすくたとえると、ホームページは「お店」、LPは「特定の商品を詳しく紹介するチラシ」に近いものです。

ホームページには、会社案内、複数のサービス、採用情報、お知らせなど、事業全体の情報を掲載できます。一方、LPは紹介する内容を絞り、その商品やサービスに関心がある人へ、必要な情報を順番に伝えることに向いています。

ジムで考える場合
ホームページ向き

ジム全体への入会を増やしたい場合は、料金、設備、コース、トレーナー、アクセスなどをまとめたホームページが必要です。

LP向き

一方、特定のサービスを案内する場合は、専用LPを作る方法があります。

3か月間のダイエットコース 運動が苦手な人向けの初心者コース 子ども向けの運動教室 産後の女性向けトレーニング
クリニックで考える場合
ホームページ向き

医院全体の診療内容やアクセスを紹介する場合は、複数の情報を探しやすいホームページが向いています。

LP向き

一方、1つの案内に絞る場合は、専用LPにまとめると案内しやすくなります。

健康診断 予防接種 特定の自由診療

対象者、料金、受診の流れ、注意事項、予約方法などをまとめます。

なお、LPは必ず1商品だけに限定しなければならないわけではありません。ジムや店舗全体の情報を1ページにまとめた、ホームページに近い形のLPもあります。

大切なのは、見た人が迷わず内容を理解できる範囲に絞ることです。

②誰に見てもらいたいのか

同じ商品やサービスでも、利用してほしい相手によって伝える内容は変わります。

たとえば、同じジムの案内でも、対象となる人によって重視したい情報は次のように異なります。

忙しい会社員向け

短時間で通えること、営業時間、駅からの距離

運動が苦手な人向け

初心者へのサポート、無理のない進め方

子ども向け

対象年齢、安全面、保護者の見学、指導体制

本格的に鍛えたい人向け

設備、トレーナーの実績、トレーニング内容

対象者が変われば、使う写真や言葉、先に見せる情報も変わります。

年齢や性別だけで決めるのではなく、どのような悩みがあり、申し込む前に何を不安に感じる人なのかまで考えると、LPに必要な内容を整理しやすくなります。

反対に、「誰でも利用できます」のように対象を広げすぎると、どの人にも自分向けのサービスだと感じてもらいにくくなることがあります。

まずは、特に利用してほしい人を1つ決め、その人が判断するために必要な情報を考えます。

③どこからLPへ来てもらうのか

LPを作るときに見落とされやすいのが、見た人がどこから来るのかという点です。

同じサービスを紹介していても、入口によって、サービスを知っている度合いや興味の強さが異なります。

LPへの入口来る人の状態LPで説明したい内容
Google検索・検索広告すでにサービスを探している料金、場所、特徴、他社との違い、申し込み方法
SNSの投稿・広告投稿を見て初めて興味を持つことがある悩みへの共感、自分に関係する理由、始めやすさ
LINE・メール店舗やサービスをすでに知っていることが多い新しい案内の内容、対象者、料金、受付期間
ホームページ・ブログ関連情報を読んで興味を持っているサービスとのつながり、利用するメリット、次の行動
チラシ・名刺のQRコード紙面の案内を見たあとに詳しく知りたいチラシで伝えきれなかった詳細、写真、よくある質問

具体的な対策はこちらです。

検索から来る人の場合

「北区 パーソナルジム」「運動初心者 ジム」などと検索した人は、 すでにジムを探している可能性があります。

料金、場所、特徴、他店との違い、体験の申し込み方法 など、比較するための情報が必要です。

SNSから来る人の場合

Instagramを見ていて「最近、体が重い」「運動した方がよいかも」と感じた人は、 まだジムを探していないことがあります。

この場合は、いきなり料金や申し込みを案内するだけではなく、 「運動が続かなかった人でも始めやすい理由」 など、自分に関係があるサービスだと感じてもらう説明が必要です。

LINEから来る人の場合

すでに店舗を利用している人へ、新しいダイエットコースをLINEで案内する場合は、 店舗やスタッフについて一から長く説明しなくてもよい かもしれません。

新コースの内容、対象者、料金、受付期間 などを簡潔にまとめる方が分かりやすい場合があります。

Web広告のリンク先にする場合

GoogleやSNSなどに広告を出す場合は、 広告で伝えた内容とLPの内容をそろえること が大切です。

たとえば、広告には「運動が苦手な人向け・初回体験受付中」と書いてあるのに、リンク先がジムのトップページだったとします。

トップページに子ども向け教室、筋力トレーニング、店舗案内など多くの情報が並んでいると、 訪れた人は初回体験の情報を自分で探さなければなりません。

広告と同じ内容のLPを用意すれば、 初回体験の特徴、料金、利用の流れ、よくある質問、申し込みフォーム までを続けて案内できます。

ただし、既存のサービスページに必要な情報がそろっているなら、広告のために新しいLPを作らず、そのページを改善して使う方法もあります。

④ 見た人に何をしてほしいのか

最後に決めたいのは、LPを見た人に取ってほしい行動です。

たとえば、次のような目的があります。

無料相談を申し込んでほしい
体験予約をしてほしい
資料を請求してほしい
商品を購入してほしい
LINEへ登録してほしい

目的が決まると、ページ内で何を説明し、どこにボタンを置くかを考えやすくなります。

たとえば体験予約が目的なら、体験で行うこと、所要時間、料金、当日の持ち物、予約方法などが必要です。LINE登録が目的なら、登録後に何を受け取れるのかを説明した方がよいでしょう。

ページの途中や最後に同じ案内を置くことで、興味を持った人が次に何をすればよいか分かりやすくなります。

反対に、「電話も、LINEも、予約も、商品購入も、ほかのサービスも見てほしい」と目的を増やしすぎると、どれを選べばよいか迷わせることがあります。

複数の連絡方法を載せる場合でも、LPの中心となる目的は1つ決めておくことをおすすめします。

4つのポイントを整理したうえでLPが向いているケース

ここまでの4つのポイントを踏まえると、次のような場合はLPを活用しやすい状態です。

特定の商品・サービスを詳しく紹介したい

1つのコース、キャンペーン、新商品など、 紹介したいものが決まっている場合です。

ホームページの中では情報が埋もれてしまうときも、専用LPなら 必要な説明をまとめられます。

広告やSNSなど、LPを見てもらう入口がある

広告のリンク先、SNSのプロフィール、LINEの案内、チラシのQRコードなど、 LPへ人を案内する方法が決まっている場合です。

問い合わせや予約など、目的が決まっている

見た人にしてほしい行動が明確なら、そこへ向けて情報を順番に組み立てられます。

公開後の反応を見ながら内容を改善したい

LPは一度作って終わりではありません。 見た人数や問い合わせ数、お客様から聞かれた質問などを確認しながら、見出し、説明、写真、申し込みボタンなどを見直せます。

ただし、見た人が数人しかいない段階では、LPがよいか悪いかを判断する情報が足りません。 LPへの集客と、公開後の確認を一緒に考える必要があります。

まだLPを作らなくてもよいケース

LPが役立つ場面は多くありますが、急いで制作しなくてもよい場合もあります。

商品・対象者・入口が決まっていない

「とりあえずLPがあれば売れそう」という状態で制作を始めると、途中や公開後に内容を大きく変更することがあります。

まずは、何を紹介するのか、誰に利用してほしいのか、どこから見てもらうのかを整理した方が、作り直しを減らせます。

すべてを細かく決めてから相談する必要はありませんが、少なくとも紹介したいサービスと、利用してほしい人は考えておくと進めやすくなります。

既存のホームページやSNSで目的を達成できている

すでにホームページのサービスページから問い合わせが来ている場合や、SNSや予約サイトから十分に予約が入っている場合は、LPの優先度は高くありません。

まずは既存ページについて、次の点を確認します。

  • サービス内容が分かりやすいか
  • 料金や利用の流れが載っているか
  • スマートフォンでも読みやすいか
  • 問い合わせボタンが見つけやすいか
  • よくある不安や疑問に答えているか

不足している部分を追加するだけで対応できる場合もあります。

開業直後や、小さくサービスを試したい段階なら、Instagram、LINE、予約サイト、ネットショップ、無料・低価格の簡易ページなどで案内を始める方法もあります。既存の方法で反応を確かめ、説明しきれないことが増えた段階でLPを追加しても遅くはありません。

複数の商品や事業全体を紹介したい

会社の信頼性、複数のサービス、採用情報、お知らせ、店舗情報などを幅広く掲載したい場合は、複数のページを持つホームページが向いています。

LPだけで事業全体を説明しようとすると、情報が多くなり、見たい内容を探しにくくなることがあります。

ホームページとLPのどちらか一方を選ばなければならないわけではありません。ホームページでは事業全体を紹介し、LPでは特定の商品やキャンペーンを案内するというように、役割を分けて使うこともできます。

LPが必要か分かる簡単チェックリスト

次の項目にいくつ当てはまるか確認してみましょう。

LPが必要か分かる簡単チェック

当てはまる項目にチェックを入れてください。

0 / 6
チェックしてみましょう

当てはまる項目が多いほど、LPを活用しやすい状態です。

当てはまる項目が多いほど、LPを活用しやすい状態です。

ただし、チェック数だけで決める必要はありません。たとえば集客方法がまだ決まっていなくても、「チラシのQRコードから商品を詳しく紹介したい」など、使う目的が明確ならLPを作る意味があります。

反対に、すべてに当てはまっていても、既存のサービスページで十分に案内できているなら、新しいLPを作らずに改善する方法もあります。

まとめ|LPの形より、届ける相手と入口を先に考える

LPは、すべての事業者に必須ではありません。

特定の商品やサービスを、特定のお客様へ詳しく伝え、問い合わせや申し込みにつなげたい場合に活用しやすいページです。

必要性を判断するときは、次の4点を確認します。

  • 何の商品・サービスを紹介するのか
  • 誰に見てもらいたいのか
  • どこからLPへ来てもらうのか
  • 見た人に何をしてほしいのか

特に、検索から来る人、SNSで初めて知った人、LINEから案内を見た既存のお客様では、必要な説明が異なります。

LPの形を先に決めるのではなく、届けたい相手と入口を考えてから内容を組み立てることが大切です。

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