広告とLPのメッセージを揃えることが大切な理由|クリック後の違和感を減らす方法

広告を出してLPへ誘導しているものの、
「クリックはされるのに、問い合わせにつながらない」
ということがあります。
原因は一つではありませんが、確認したいポイントの一つが、広告とLPで伝えている内容が揃っているかです。
結論から言うと、広告を見て期待した内容がLPですぐに確認できないと、訪問者は「自分が探していたページではないかもしれない」と感じやすくなります。
広告とLPは、別々の制作物ではなく、一つの流れとして考えることが大切です。
※広告とLPの内容を揃えることだけで、問い合わせの増加が保証されるわけではありません。本記事では、クリック後の違和感を減らすために確認したいポイントの一つとして解説しています。
広告はLPへの入口
検索広告やSNS広告は、商品やサービスに興味を持ってもらい、LPやホームページへ来てもらうための入口です。
例えば、水道トラブル対応業者の広告に、
横浜市全域の水道トラブルに対応します
と書かれていたとします。
ところが、クリック後のLPに、
一部地域は対応対象外です
と書かれていたら、対象外の地域から依頼したかった人は戸惑ってしまいます。
広告で興味を持った理由と、LPに書かれている内容が異なるためです。
広告で提示した内容や条件は、LPの最初の画面でも確認できるようにすると、自然な流れになります。
広告文をそのまま繰り返す必要はない
広告とLPを揃えるといっても、広告文をそのままLPへ貼り付ける必要はありません。
揃えたいのは、主に次の内容です。
- 誰に向けたサービスなのか
- どのような悩みを解決するのか
- どのメリットを最も伝えたいのか
- 料金やキャンペーンの条件
- 申し込み後に得られるもの
言葉が多少異なっていても、伝えている方向が同じであれば問題ありません。
反対に、広告とLPでターゲットや一番のメリットが変わっていると、クリック後の違和感につながります。
ファーストビューで広告の内容を確認できるようにする
広告をクリックして最初に表示される部分を、LPのファーストビューと呼びます。
ここでは、広告を見た人が、
自分が探していたサービスで合っている
と確認できることが重要です。
例えば、広告で次の内容を伝えている場合です。
- 女性向けのピラティススタジオ
- 初回体験キャンペーン
- 地域限定のサービス
- 期間限定の募集
これらの情報は、できるだけファーストビューや、その直後にも反映します。
ページを読み進めなければ広告の内容を確認できない状態では、途中で離脱される可能性があります。
デザインの印象も揃える
広告とLPでは、文章だけでなくデザインの印象もある程度揃えると、同じサービスだと認識されやすくなります。
例えば、広告は落ち着いた高級感のあるデザインなのに、LPが明るくポップな印象では、別のサービスのように感じられるかもしれません。
完全に同じデザインにする必要はありませんが、次の要素を揃えると統一感が出ます。
- 使用する色
- 写真の雰囲気
- 文字の印象
- キャッチコピー
- 商品やサービスの見せ方
広告用バナーとLPをあわせて制作すると、こうした統一感を保ちやすくなります。
広告によって訴求が異なる場合
同じサービスでも、広告によって伝える内容を変えることがあります。
例えば、水道トラブル対応サービスでも、
- 料金の分かりやすさ
- 支払い方法の多さ
- 幅広いトラブルへの対応
- 女性スタッフによる対応
など、複数の訴求が考えられます。
すべての広告から同じLPへ誘導する場合は、主な内容をファーストビューやその直後で確認できるようにします。
広告ごとの訴求が大きく異なる場合は、ファーストビューや一部の文章を変更したLPを用意する方法もあります。
ただし、複数のLPを作ると管理も増えるため、まずは最も強く伝えたい訴求を決め、それに合わせて一つのLPを整える方が進めやすいでしょう。
広告配信前に確認したいこと
広告とLPを公開する前に、次の点を確認します。
- 広告とLPのターゲットが同じか
- 広告で伝えたメリットがLPにも書かれているか
- 料金・期間・対象地域などの条件が一致しているか
- クリック後に申し込み方法が分かるか
- スマートフォンでも重要な内容がすぐ伝わるか
特に価格やキャンペーン期間、対応範囲などが異なると、訪問者の不信感につながるため注意が必要です。
LP制作時に広告の内容も確認する理由
LPだけを見て制作すると、ページの中では内容がまとまっていても、広告からの流れが不自然になることがあります。
そのため、LPを制作する際は、可能であれば次の内容も確認します。
- 使用予定の広告文
- 広告用バナー(あれば)
- 検索キーワード
- 広告で強く伝えたいメリット
- クリックする人の悩みや状況
広告運用そのものを担当しない場合でも、入口となる広告の内容が分かれば、LPの構成やファーストビューを考えやすくなります。
まとめ
広告とLPは別々の制作物ですが、利用者から見ると一つの流れです。
広告で興味を持った内容がLPですぐに確認できれば、訪問者は安心してページを読み進めやすくなります。
反対に、ターゲットやメリット、料金、デザインの印象が大きく異なると、クリック後の違和感につながります。
LP制作では、ページ単体を整えるだけでなく、広告で伝えた内容をLPの中でも分かりやすく確認できるようにすることが大切です。


参考・出典
- Google 広告ヘルプ「広告とランディング ページを最適化する」
https://support.google.com/google-ads/answer/6238826?hl=ja - Google 広告ヘルプ「品質スコアを使ってパフォーマンスを高める」
https://support.google.com/google-ads/answer/13738235?hl=ja - Google 広告ヘルプ「検索キャンペーンの品質スコアについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/6167118?hl=ja - Nielsen Norman Group「Information Scent: How Users Decide Where to Go Next」https://www.nngroup.com/articles/information-scent/

